砂漠にふる雪

今月のアイディアの特集の中で秋田寛が
最近の世の中は、ゆるい、と言っていた。
デザインは時代を映すものだから
そういう世相を反映して、ゆるいデザインが最近多いと。
亀倉雄策とかの時代は、ダイナミックで力強いデザインが良しとされていたけど
今はクライアントから、力強いからだめと言われることもあるとか。
個人的な好みとしては
デジタルのものよりもアナログの質感の方が好きだね。
手触りがあるというか、手垢のある感じがココロに響きやすい。
最近はひたすらアナログだけれど
デジタルも使うし、好きな部分も結構ある。
確かに、一昔まえに比べたら手書きの広告や
味のあるデザインが増えたかもしれない。
90年代にPCが普及して、CGが目新しくて
それを使えば何をやっても新しく見えたという時代があった。
でも、今はだいぶ出尽くしてきてる感じがして
昔ほどの新鮮さだったり、驚きは無くなってきていると思う。
(その中でもWebとかメディアアートの分野は技術の進歩で
今でもぐいぐい突っ走ってる感じはする。)
そんな中で、原点回帰ではないのだろうけど
PCを使わない表現だったり、使ったら出来ないものを作ろうみたいな流れがあって、
それがたまたま今の時代とマッチしたのではないかなぁ。
Webの台頭によって紙媒体のものは衰退してきているし
その流れはかわらないだろうと言われている。
CDも売れなくなって、デジタルで配信される割合もかなり高いし。
これからますます技術が進歩し、ユビキタスやらナノテクやら
世の中がデジタル化していくのは間違いないだろう。
しかし、そのような状況の中でも、人間が身体を持って生きている以上
物質として存在する紙は決して無くならないだろうし
アナログというものはシェアは縮小するとしても必ず残ると思う。
デジタルメディアには、デジタルメディアに適した表現があるし
本とか雑誌とか物質として存在するメディアには、そのメディアに適した表現がある。
(Webの出現で、特殊印刷が前よりも注目をあびるようになったとか)
これからの時代、デジタルに弱いことが不利になるかもしれない。
眼も向けずクリエイターとして生きていくのはどうかとも思う。
でも、デジタルフォントが普及しても、
活版印刷屋さんが全部潰れないように
その道の先端にいればなんとかなるんじゃないかなぁ。
デジタル+アナログ=デジログ
みたいな考えかたとかあっても良いと思うし。
これから先、ゆるいブームが終わるのは確か。
でも、次にくるブームが何かなんて考えることに興味はないなぁ。
デザインとかアートとかって、
今に対してのアンチテーゼとして、新しいものが生まれてきている。
そういうことを踏まえると
ブームを予測するのではなくて、
時代とその先を見極めて、新しい提案をしていくしかないんじゃないかなぁ。。
ラベル: about desgin
0 件のコメント:
コメントを投稿
<< ホーム